イケメン争奪杯
2008.05.24 Sat
「メリケンサックなどで武装した15〜18歳の少女23人が1人のイケメン男子生徒をめぐってバトルロイヤル」
繁殖期になると、オスたちがメスを巡って戦いを繰り広げる。たとえば、周囲一帯が世界遺産に指定されている奈良公園の鹿たちがそうである。秋が深まると、同じ雌鹿に求愛しようとしている2頭の牡鹿が頭突きの応酬を交わす光景がよく見られる。本来なら角をぶつけ合っての勝負となるところだが、ご存知のとおり奈良公園では毎年10月に“角切り”が行なわれるため、角の土台の部分をカツンカツンとぶつけ合っての勝負となる。
これとは逆に、複数のメスが1匹のオスを巡って戦う動物がいるという話は少なくとも筆者は聞いたことがない。しかも、20匹以上のメスがたった1匹のオスを巡って大乱闘を繰り広げる動物など、果たして地球上に存在するのであろうか。
答えは、どうやらイエスのようである。そのような自然界の摂理に反する行動に及ぶとなれば、むろんホモサピエンスをおいてほかにない。もちろん、ホモサピエンスにおしなべてそのような習性があるというわけではない。同じホモサピエンスの一員として、筆者もこういう事例はあまり聞いたことがない。
ロマンの香り漂うブルガリアの首都ソフィアで、15歳から18歳の少女たち23人が学校をサボり、市内のとある公園に集まった。どの少女も、ある1人のハンサムな男子生徒を自分のだけのものにしたがっていた。
彼女らは、“バトルロイヤル”方式でただ1人の勝者を決めることにした。勝者には、その男子生徒と付き合う権利が与えられる。
こうして、少女23人の大乱闘が始まった。素手での戦いではない。メリケンサック(ナックルダスター)、チェーン、ビール瓶などで武装した少女たちのバトルロイヤルだった。野次馬が10人以上集まってきて見物していたが、誰も警察に通報しようとしなかった。
幸い、大怪我を負った少女はいなかった模様である。数人の少女が軽い怪我をした。そのうち1人の少女の父親が警察に通報して初めて、このような大乱闘が繰り広げられたことが明るみになったという。
果たして勝者が決まったのかどうかは定かではない。そもそも“優勝杯”にされてしまった男子生徒がこのことを承知していたのかどうかも定かではない。
実際問題、男女が逆でもこのような事態に発展することは珍しいだろう。1人の女性を巡って2人の男が争うことはままあるとしても、1人の女性をめぐって23人の男たちが大乱闘に及んだという話は聞いたことがない。
男子生徒はよほどイケメンだったのだろうか。「僕は強い女性が好きなんだ」とでも言ったのだろうか。なんだかよくわからない話である。
地球上で最も知性の高い生物というのが人類の謳い文句だが、最も理不尽な行動に出ることが多いのも人類である。
もてるって罪ね
しかし…すげぇ女子力な




